ジャルパック代表取締役社長の平井登氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
平井氏は、2024年の海外旅行の日本発需要は、コロナ前の2019年度と比較しても50%程度の回復にとどまり、依然として回復途上の1年になったと危惧。社会の価値観や環境の変化、世界経済の先行きが不透明ななか、コロナ以前には取り組んでいなかった訪日や留学、地域活性化に向けた取り組みを推進していると述べた。
1965年、国内企業として初の海外パッケージツアー発売をはじめ、さまざまな旅を提供し、2025年に60周年を迎えるジャルパック。今までのビジネスモデルにとらわれることなく、新たな価値提供、領域への挑戦を続けるため、変化を恐れないで尽力すると力を込めた。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
年頭所感
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
昨年は旺盛な訪日需要が国内マーケットを牽引する一年となりました。国内旅行は日本人需要に加えて訪日需要により大都市を中心に宿泊施設の稼働率含めて堅調に推移しました。一方で海外旅行の日本発需要については円安、物価高に加えて一部地域での情勢不安も継続しておりコロナ前の19年度と比較しても50%程度の回復に留まり、依然として回復途上の一年になりました。ご利用いただきましたお客さま、ご支援いただきました皆さまへこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。
社会の価値観や取り巻く環境が大きく変化する中で世界経済の先行きも不透明な状況にあります。私たちもこの大きな時代の変革期において、コロナ以前には取組んでいなかった訪日事業や留学事業、地域活性化に向けた取組を積極的に推進して参りました。
ジャルパックは今年1月でブランド誕生60周年を迎えます。今まで私たちを支えていただいたお客さまはもちろんのこと、お取引先さま、地方自治体をはじめとする地域の皆さま含めて当社と関わる全ての方々に心より感謝の思いを持ちながら、今まで以上に皆さまから必要とされ、社会に貢献できる企業を目指して参ります。そのために今までのビジネスモデルにとらわれることなく、新たな価値の提供、新たな領域への挑戦を続けていきます。
変化を恐れず、常に成長を続けられるように社員一丸となって尽力して参ります。引き続きのご支援をお願い致しますとともに、皆さまにとりまして2025年度が素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
株式会社ジャルパック
代表取締役社長 平井登