ANAあきんどの代表取締役社長である原雄三氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
原氏は、2024年の航空事業が旺盛な訪日需要と国内レジャー需要に支えられ、国際線・国内線ともに旅行需要が好調に推移するとともに、航空機の運航によるCO2排出量の削減に向けた取り組みも積極的に推進してきたと振り返った。
また、地域創生事業については、アフターコロナという変化の激しい環境下では、社会や市場を極め、先見の明を持った事業展開が求められており、2025年も自ら地域に足を運んで意見交換するとともに、グループ各社と連携を図りながら地域課題の解決に取り組んでいきたいと意気込んだ。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
年頭所感
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、皆様のご支援とご協力により順調に業績をあげることができました。心より感謝を申し上げます。
航空事業については、旺盛な訪日需要と国内のレジャー需要に支えられ、国際線・国内線ともに旅客需要が好調に推移し、売上高・旅客数ともに前年同期を上回りました。また、一部の旅客機に加えて、機体表面に空気抵抗を減らすフィルムを貼付した貨物機を新たに就航させるなど、航空機の運航によるCO2排出量の削減に向けた取り組みも積極的に推進してまいりました。
地域創生事業については、新規顧客の獲得、自治体の開拓や返礼品の強化など、寄附基盤の整備に力を入れてまいりました。
アフターコロナという変化の激しい環境において、今後の社会や市場の動向を見極め、柔軟かつ先見の明を持った事業展開が求められており、私自身、できる限り多くの地域に足を運び、地域の皆様と意見交換をさせていただくことで、新たなニーズや価値観に対応し、お客様にとって真に意義のあるサービスや商品の提供を目指してきました。
2025年も、地域に根付いた活動を行う全国33支店をベースに、グループ各社と連携を図りながら、地域の皆様とともに地域課題の解決に取り組んでまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ANAあきんど株式会社
代表取締役社長 原雄三