デルタ航空(DL)が発表した2013年第1四半期(1月~3月)の純利益は8500万米ドルとなり、前年よりも1億2400万米ドル増加した。営業収益は前年比1.0%増の8700万米ドル、輸送容量(キャパシティ)の2.5%減に対し、輸送量は0.6%減と微減で、ロードファクターは81.2%に上昇。旅客収益は1.4%増の1億700万米ドルでイールドが2.1%向上し、旅客単位収益は4.1%増加したという。
デルタ航空によると、2013年第1四半期の業績は運航面および財政面の両面で、過去10年間で最高の第1四半期となった。従来から進めていた運航業務、およびプロダクトやサービスへの投資、輸送容量の調整により、収益を生み出す基盤が確立できたと説明。ただし、3月下旬には直前予約が低迷する傾向が顕在化し、4月の単位収益は2%~3%減少する見通しだ。ただし、収益と燃料費に強い相関関係が見られるようになり、収益が減少しても燃料費の低下による恩恵が受けられ、低迷する経済環境でも利益拡大を追求できるとしている。