楽天は、楽天トラベルの宿泊施設と楽天市場の出店店舗を連携し、災害発生時の全国災害支援ネットワーク「楽天ぼうさいネット」を2013年5月29日から開始した。楽天の出店者同士で支え合う仕組みとして考案したもので、現地発の情報発信と災害時に役立つ知識と知恵を提供することを目的とする。日本語と英語の2言語でサイトを開設し、災害時には宿泊施設や店舗による被災地情報や支援情報を掲載。平常時には宿泊施設や店舗の中で被災した経験者や支援に携わった人の体験談などを掲載する。
現在の参加数は、楽天トラベルの宿泊施設は220社、楽天市場の出店店舗は90社、楽天本社・支店の16拠点を合わせた326ヶ所。今後も参加事業者数を増やしていくほか、地域活性プロジェクト「まち楽」の連携関係を活かし、自治体にも協力を要請する予定している。
さらに7月以降をめどに、災害発生時の参加施設・店舗の稼働状況や被災状況、必要とする支援状況の発信スペースも用意。災害支援活動が可能な施設・店舗情報を集約するポータルサイトとすることを目指してく。