キャセイパシフィック航空(CX)はファーストクラスをグレードアップし、2013年7月26日から搭載を開始した。最初に投入した機材はボーイングB777-300ER型機で、改装プロジェクトがすべて完了するのは2014年第3四半期の予定。ただし、ボーイングB747-400型機は退役する予定のため、新ファーストクラスを導入する予定はない。
新しいファーストクラスは、香港国際空港のラウンジ「ザ・ウィング」のファーストクラスエリアの要素を取り入れたのが特徴。各スイートの内面は天然皮革を用い、高級感と温かみのある柔らかな手触りを意識した。また、4.3インチのタッチスクリーンコントローラーを用意し、座席のリクライニングやライト点灯等の操作性も向上。このほか、化粧室には特別デザインのシンクとカウンタートップなども設置し、座席周りのみならずキャビン全体の雰囲気も変更している。