JATAが主催する「JATA旅博2013」が本日開幕した。2013年の出展数は154の国・地域から730企業・団体1353小間(2012年の小間数は1093)で過去最大の出展規模。
開会式でJATAの菊間潤吾会長は、昨今の日本の旅行に関して訪日旅行の勢いが強く、日本人の海外旅行について弱さが指摘されている点について言及し、海外旅行市場の「需要が弱い印象はない」とコメント。アセアン地域やヨーロッパなどは渡航者が増え続けている点を指摘し、JATAとして双方向の観光(ツーウェイツーリズム)への取り組みを強化していくことを強調した。
また、開会式では国交省副大臣の鶴保康介氏が登壇。訪日旅行の分野で、海外から旅行者が原発の風評で戸惑っている点に触れて、日本の観光が元気であることを伝えるためにも「旅博が良い機会」として国交省として全力でバックアップしていくことを表明した。
「JATA旅博2013」は2013年9月13日が業界日、14・15日を一般日として公開している。なお、同時に開催されている国際商談会は12日・13日と2日間行われており705社1056名が参加。活発な商談と情報交換が行われている。