スマホのEコマース市場規模、2013年に1兆円突破、2年後には倍増

矢野経済研究所の「スマートフォン・コマース市場に関する調査結果2013」によると、2013年の国内におけるスマートフォン経由のBtoCのEコマース（EC）市場規模は前年比59.4％増の1兆3469億円となる見込みだ。さらに成長は続き、2014年には2兆413億円、2015年には2兆6677億円と、2013年の倍の規模にまで成長すると予測する。

矢野経済研究所によると、スマートフォンの普及により、PCでインターネットを積極的に使ってこなかったユーザーがその環境に入ったことがインパクトの一つと指摘。これまで、サービス事業者はまず、PC向けのECサイトを構築する場合が多かったが、最近ではスマートフォン向けサイトを優先して開発するケースも増えており、スマートフォン向けサービスの拡充で、EC化がさらに促進される可能性があるという。

誠意年代別で見たスマートフォン経由のEC利用経験比率は、女性29台（74.0％）が最も高く、女性10代（55.0％）が2位。次いで、男性・女性の30代が50.0％と続いた。男性よりも女性の方がスマートフォンでのEC利用に積極的な姿が表れた結果となった。

同調査は2013年7月、全国の10代から60代のスマートフォンユーザー男女1000名を対象に、インターネットで実施した。