羽田空港第2ターミナル、12月13日からリニューアル、利便性向上を目指す

ANA（NH)やソラシドエアなどが利用している羽田空港第2ターミナルが、2013年12月13日からリニューアルする。これは、搭乗エリアを4 色に色分けし、視覚的に旅客自身やカウンターの位置をわかりやすくすることや、旅客の動線をスムーズにする内容だ。

ターミナル内の色分けについては、保安検査場 A エリアを青、保安検査場 B エリアをオレンジ、保安検査場 C エリアを緑、保安検査場 D エリアを赤と、それぞれカラーゾーンを設定。旅客が空港に到着時に確認する搭乗便の案内表示に、この色分けと文字（A/B/C/D）を示し、スムーズに搭乗口まで誘導する。

ANAによると、この処置は旅客の「広い空港内で進む方向がわかりにくい」という意見を反映したもの。利用頻度の少ない旅行者からシルバー層、訪日外国人などにとってもわかりやすいものとしたという。

また、手荷物返却エリアではターンテーブルの近くに手荷物返却予定時刻を電子表示したり、高齢者や妊婦をサポートするスカイアシスト・カウンターのソファを立ち上がりやすい、固めで手すりがあるものに見直すなど、旅行者のストレスを軽減する内容が発表されている。

なお、ANAは搭乗券の発行場所を搭乗口から保安検査場に変更。これは、日本国内の全空港で開始されるもので、搭乗口や座席番号の用紙を１枚に変更することでスムーズな搭乗動線とした。