訪日外国人が年間1000万人を突破、JATA会長も談話を発表

2013年12月20日、日本を訪れる訪日外国人が初めて年間1000万人を突破した。1000万人目となったのは、タイから来日した夫婦。成田空港では、太田国土交通大臣が1000万人達成宣言を行い、お祝い行事が開催された(写真は観光庁資料より)。政府が掲げてきた年間1000万人の目標達成で、訪日旅行者を増やす政策でひとつの区切りだ。

日本政府観光局(JNTO)は、12日の段階で2013年1月~11月の累計を23.9%増の949万9300人と発表。「現状のまま推移すれば政府目標である史上初の年間1000万人の達成が可能である見込み」として達成を確実視していた。今回の達成でひとつの区切り迎えた訪日外国人増加への道のりは、政府が成長戦略で掲げる2000万人、さらに2030年には3000万人を目指すことになる。

今回の1000万人達成にあたり、日本旅行業協会(JATA)の 菊間潤吾会長は談話を発表した。内容は以下のとおり(原文)。

「訪日旅行客数が1000 万人の大台を超え、大交流時代の到来を感じています。訪日旅 行者に日本のファンになり、リピーターになっていただくためにも、安心・安全を基本 とした良質の旅の提供を行い、日本というブランドをしっかりと構築していきたいと考 えています。同時に、日本人の海外旅行とともに、双方向の交流(ツーウェイツーリズム) を拡大して、観光立国の実現に向け旅行業界をあげて取り組んでいきます。」

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