トリップアドバイザーが発表した、旅行者の実態調査「トリップバロメーター」で、これまでに旅行者による備品の持ち出しがあったと回答した宿泊施設は、世界平均では59%、日本国内は33%と大きな開きがある結果となった。ただし、備品の持ち出しをしたことがあると回答した旅行者は、世界は59%だが日本人旅行者は63%と世界平均を上回った。
持ち出す備品1位はシャンプーや歯ブラシ、化粧品などの「洗面道具」(宿泊施設:32%、旅行者:45%)で、次いで、お茶(宿泊施設:14%、旅行者:23%)、文具(宿泊施設:11%、旅行者:21%)と続く。一般的に無料提供と考えられているものが多いようだ。
一方、それ以外の備品については旅行者と宿泊施設の回答が異なる。例えばタオルが旅行者の自己申告は7%に対して宿泊施設では25%が持ち出されているとしているほか、洋服ハンガー(宿泊施設:10%、旅行者:2%)、テレビリモコンの電池(宿泊施設:7%、旅行者:1%)などは、宿泊施設では旅行者の申告よりも多い割合で備品の持ち出しがあったとしている。