昭文社は訪日外国人客向けの街歩きアプリ「MAPPLE-LINK」で、ぐるなびクーポンや通訳・翻訳サービスとの連携を開始した。ぐるなびとは訪日客向けの「ぐるナビ外国語版」で、多言語に対応したクーポンの使用が可能。通訳・翻訳サービスは、アシストオールと共同開発した海外旅行者向け通訳・翻訳アプリ「SmartTrip」と連携し、音声による自動翻訳とコールセンターによる通訳サービスが利用できるようにした。
また、観光ガイドのコンテンツも拡充。まずは2014年1月31日から、台湾市場向けに中国語繁体字版で札幌、東京、京都など人気エリアのコンテンツを有料販売する。観光情報や地図のほか、国内での移動に必要なアクセス情報も掲載する。ガイドコンテンツの料金は150台湾ドルで、第2弾として大阪、沖縄の販売も予定している。
さらに、これらの機能の操作性を向上するため、アプリのインターフェイスも大幅に改良。自治体や企業とタイアップしたコンテンツ掲載用の項目も設置した。今後は訪日客向けのプロモーションやピーアールに関するソリューションも提案していく。
なお、昭文社ではインバウンド事業に力を入れており、2012年11月に中国語繁体字版のFacebookページ「日本旅遊達人、MAPPLE」を開設。日本の観光情報を毎日発信し、ファン数が19万人に拡大している。