沖縄プロ野球キャンプ、観客の約9割がリピーター、集客増加が可能

沖縄ベースボールEXPO2014事務局(JTB沖縄内)は沖縄プロ野球キャンプに関する独自調査と外部調査の結果を考察し、キャンプ見学の魅力を伝える重要性と今後の集客の可能性を発表した。現状、キャンプ観客数は約29万3000人、うち県外は約4万3000人だが、野球ファンは全国に4000万人おり、沖縄プロ野球キャンプのマーケットは大きいとする。

また、2月の沖縄県再来訪率は「初めて」が全体で20.4%、キャンプ会場で10.8%であるのに対し、5回目は全体が38.3%、キャンプ会場が49.5%と、キャンプ会場が上回る。訪問目的は「好きな球団または選手がいるから」が40.6%と最も多く、全体の約6割が球団のコアのファン。キャンプ訪問者の約9割がリピーターであることから、新規ファンの来場が少なく、1度の来訪で良さが認識されるとし、県外からの見学者を増やすことは可能と強調している。

さらに、東京都内の草野球チーム所属81名に対する自主調査によると、キャンプ見学経験があったのは12%のみ。キャンプを行なう球団やその数の多さを「知らなかった」のは約8割で、キャンプが無料で見学可能であること(41%)、練習試合が60試合行なわれていること(計84%)も、それぞれカッコ内の割合に知られていなかった。ただし、訪問意向は「とても行きたい」(51%)、「行きたい」(42%)と高い。以上のことから、キャンプに関する詳細な情報が届いておらず、キャンプ情報の発信と訪問の魅力を伝える必要性を訴えた。



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