観光庁が取りまとめた2013年の訪日外国人消費動向調査の年次報告書によると、「今回の訪日旅行全体の満足度」について、「大変満足」は43.5%、「満足」は48.1%となり、全体で91.6%が満足しているとの結果となった。主要5か国・地域では米国の「大変満足」が79.7%と最も高く、主要国・地域外では英国(82.2%)やオーストラリア(83.4%)などで高い数値となっており、アジア地域よりも欧米地域の方が満足度が高い結果となっている。
今回実施した活動は「日本食を食べること」(96.6%)、「ショッピング」(77.2%)、「繁華街の街歩き」(66.6%)の順。期待以上だった活動では、「日本の生活文化体験」(70.0%)、「日本の歴史・伝統文化体験」(67.9%)、「ビジネス」(67.3%)など、日本の生活や習慣、伝統に触れられる体験の人気が高かった。
次回実施したい活動では、「日本食を食べること」(47.7%)、「温泉入浴」(47.0%)、「ショッピング」(40.6%)、「自然・景勝地観光」(39.8%)が人気。また今回実施したことよりも回答率が高かった項目では、「四季の体感(花見・紅葉・雪)」(34.6%)や「自然体験ツアー・農漁村体験」(21.5%)などに加え、「スキー・スノーボード」(23.3%)、「スポーツ観戦(相撲・サッカーなど)」(19.6%)などのスポーツの希望も見られた。
なお、再訪意向は「必ず来たい」が56.5%、「来たい」が36.1%だった。