ニールセンが発表した、2013年度(2013年4月~2014年3月まで)におけるインターネットサービス利用状況の分析結果によると、スマートフォンからのインターネット利用者数(アプリ利用とウェブサイト訪問の両方)は前年比38%(約1100万人)増加し、3978万人となった。PCからのインターネット利用者は6%(約350万人)減少し、5376万人だった。
スマホからのインターネット利用状況を性年代別でみると、女性の増加が目立つ。最も利用者数が増加したのは35~49歳の女性で260万人(64%)増加。次いで20~34歳女性の240万人(30%)増加が続く。50代以上の女性は、利用者数は最小だが、増加率は倍増している。
また、スマートフォンからの利用者数の多いサービスは、Google、Yahoo、LINEの順。ただし、増加率ではLINEとAmazonがそれぞれ58%増、Twitterが48%増で、平均増加率38%よりも高かった。LINEは特に50代以上の増加率が高く、若年層以外にも拡大している。
なお、今回の分析は、全国4000名の調査協力モニターをもとに作成した「ニールセン・モバイル・ネットビュー」と、4万名以上の視聴者パネルを構築するPC版の「ニールセン・ネットビュー」のデータをもとに実施したもの。