トリップアドバイザーが外国人観光客数の多い世界48都市を比較した「旅行者物価指数(トリップインデックス)2014」で、旅行者物価の安い都市1位はハノイ、物価の高い都市1位はロンドンとなった。
調査では旅行者が使う一般的な費用として、宿泊費(4~4.5つ星ホテル1泊)、食費(2名分とハウスワインボトル1本)、レストランとホテル間のタクシー代往復(計4マイル)、カクテル(5つ星ホテルのバーのドライマティーニ2杯)を比較したもの。ハノイでは計1万5751円だがロンドンは5万3558円で、その差は3倍以上。3万7807円の差額となる。日本は物価の高い国14位で、3万5301円だった。
旅行者物価の安い国トップ10のうち、5つはアジア都市がランクイン。2位のジャカルタ(昨年21位)や7位ムンバイ(16位)など、昨年から大きく順位を上げてランクインした年もあった。また、ヨーロッパは物価の安い国トップ10にソフィアやプラハ、ブタペストの東欧3都市がランクインしているが、高い国トップ10にはロンドンをはじめ7都市が占めており、ヨーロッパの物価高は顕著であるものの2極化の傾向も見られる。
なお、調査は2014年3月5日~3月31日に実施し、料金は3月31日の為替レート(1ポンド≒171円)で換算している。
(トラベルボイス編集部)