日本旅行業協会(JATA)が旅行会社会員を対象に実施した調査によると、2014年夏休みの国内旅行の販売動向は、7月が前年比2.7%増、8月が2.1%増、9月が0.9%増で、前年を上回って推移している。
人気方面は、1位は「北海道」、2位は「沖縄」と、人気の2方面が相変わらず強いが、3位には大阪がランクイン。USJの新アトラクションやあべのハルカスの開業など、話題性が高く大阪人気が高まっているという。
需要層別で見ると、シニアは価格よりも内容を重視した旅行商品を選び、尾瀬や屋久島、富士山でのハイキングや登山などもシニアに加え、女性の人気が高い。また、世界遺産効果で群馬の注目度が上がっているほか、2015年春の運行終了が発表されたトワイライトエクスプレスに注目が集まり、寝台列車を使う旅行の引き合いも増えている。
調査はJATA会員会社社員363社473名が回答した「夏休みの人気の方面調査」と、大手ホールセーラー7社を対象にした「夏休みの販売動向調査」をもとにしたもの。
【夏休み海外旅行人気ランキング トップ10】
- 北海:モデルコースに沿ってのレンタカープランなどが人気
- 沖縄:新規オープンのホテルや離島(石垣・西表島)などが人気
- 大阪:USJ の新アトラクションやあべのハルカスなど話題豊富な大阪が人気
- 東京(含むTDR):東京ディズニーリゾート、スカイツリーは定番人気を継続
- 九州:九州新幹線やななつ星などが人気。ハウステンボスも引き続き好調
(トラベルボイス編集部)