消費者庁の2013年度の消費者意識基本調査によると、この1年で商品を購入・サービスを利用した販売形態で、「インターネット通販」と回答した人は43.9%と4割を超えた。選択肢としてほかに用意されたカタログ販売(37.3%)、テレビショッピング(12.7%)、訪問販売(2.1%)、電話勧誘販売(1.7%)のなかで最多となった。
インターネット通販を利用した理由は「営業時間を気にせず買物ができるから」(66.9%)、「品ぞろえが豊富、インターネット通販でしか買えない商品がある」(61.0%)、「安いから」(58.1%)など。これに続いて、「商品価格や品質を比較しやすい」(53.1%)が上位に入ったのが、カタログ販売やテレビショッピングとの違いだ。
また、消費者事故・トラブルに関して、購入商品や利用サービスでの消費者被害の経験が「ある」との回答が1事例以上あった割合は8%で、92.0%は被害経験の事例は0だった。内訳は商品に関するものが8割以上を占めており、サービスに関するものは15.3%。その販売・購入形態ではインターネットを含む通信販売が54.1%と最も多い結果となった。
なお、消費者事故・トラブルについて、旅行関連は(教養・娯楽サービス)はサービス分野で放送・通信(6.2%)に次いで、2番目(1.7%)に多かった。
調査対象は全国の満15歳以上で、有効回収数は6528人。調査方法は訪問留置・訪問回収法または郵送回収法で、インターネットは実施していない。
(トラベルボイス編集部)