米・ネバタ州の統合型リゾートの開発、所有、運営を行なうラスベガス・サンズは、日本での統合型リゾート「IR(Integrated resort)」設立に向けて法的枠組みが整い次第、大阪に投資を行なう意思があることを表明した。同社グローバル開発マネージング・ダイレクター兼マリーナベイ・サンズ(シンガポール)CEOのジョージ・タナシェヴィッチ氏が大阪で開催されたメディアセッションで明言。同社は、地理的にアジアの主要都市に近く、輸送や観光インフラを持つ大阪が統合型リゾートにとって魅力的な立地であると認識しているという。
タナシェヴィッチ氏は、統合型リゾートが設立されることで大阪が持つMICE誘致先としての可能性が発揮できるとして、ラスベガス・サンズが「大阪が世界的に著名な旅行先となることに貢献するうえで、他社には追随できない位置付けにある企業」と存在感をアピールした。
なお、大阪は ICCA(国際会議協会:International Congress and Convention Association)のランキングで2013年に117位にランクイン。20件の大会、学会、国際会議が開催されている。東京は第26位。ラスベガス・サンズは、ラスベガスのザ・ベネチアンとザ・パラッツォ、シンガポールのマリーナベイ・サンなど、世界中に10か所の施設を運営している。
(トラベルボイス編集部)