KNT-CTホールディングスの2014年12月期第2四半期(2014年1月1日~6月30日)の連結業績は、売上高が前年比0.9%増の2022億7600万円と前年を上回ったものの、営業損失11億3000万円(前年:10億100万円の赤字)、経常損失9億8400万円(14億3200万円の赤字)、四半期純損失は12億5700万円(10億5100万円)となった。
2014年4月の消費増税引上げの影響は限定的で大きな落ち込みは見られなかったものの、昨年牽引した国内旅行は首都圏方面の旅行や遷宮効果が一巡し、微減。海外は依然として円安と東アジア情勢の影響でマイナス基調が続いた。そのなかで統合シナジーを目的に、旧近畿日本ツーリストの事業会社とクラブツーリズムとの相互販売やチャーター便の共同企画などの取組を推進した。
その結果、セグメント別では個人旅行事業は売上高が1.0%減の1173億400万円、営業損失は14億8700万円(11億6600万円)と振るわなかったが、団体旅行事業は売上高が7.3%増の505億5500万円、営業利益が4.1%減の6億3200万円と黒字を確保した。
なお、2014年12月期の通期の業績予想は変更せず、売上高3.5%増の4640億円、営業利益10.7%増の43億円、経常利益27.1%増の45億円、当期純利益2.0%増の19億円としている。