価格.comが実施した「パソコン・タブレット端末利用調査2014」で、タブレット端末の所有率は46.6%となり、昨年調査時とほぼ横ばいの結果だったことが判明した。ただし、今年中に新規購入または買換えを予定するデバイスについては、タブレット(21.7%)、ノートパソコン(18.5%)、スマートフォン(18.0%)で、タブレットが最も多い。間もなく、「iPhone6」が発表になる予定。その機能や形態によっては、この結果も変わる可能性があるものの、大きな画面に魅力を感じるユーザーは多いようだ。
所有するタブレットのメーカーはアップル(36.6%)がトップだが、昨年よりも9.5ポイント減少。AndroidはASUS(12.5%)がGoogle(11.1%)を抜き、トップになった。OSでみるとAndroid(53.5%)がiOS(35.7%)を引き離した。ただし、Androidの増加よりも、5.5ポイント減となったiOSのシェア縮小の方が要因が大きく、そこにWindows(8.9%)が入ってきているという。
パソコンとの比較では、所有率はパソコンが96.1%でほぼ100%。若い世代はほぼ100%に近く、60歳以上でも96.0%と所有率が高い。タブレットは20代が56.8%と6割近く、30代で51.4%、40代で50.3%と約5割を維持しているが、60歳以上は36.3%と一気に所有率が低下。接触時間では、毎日利用はパソコンが83.4%と高いのに対し、タブレットは56.7%だった。
利用目的は、ウェブサイト閲覧(94.4%)はパソコンと同じく9割を超えたが、利用時間はほとんどが1時間以内。また、パソコンで8割を超えた資料・文書の作成(23.9%)や、9割以上が利用しているネットショッピング(54.5%)は、タブレットでの利用は大きく下回った。一方で、ゲーム(48.9%)、電子書籍(51.7%)を読むはパソコンを上回っており、動画観賞(67.9%)をあわせ、エンターテイメント用途で使われる傾向が高いという。
調査は2014年7月8日~2014年7月14日まで、価格.com上でアンケートを実施。回答数は4637人で、男性が92.8%、女性が7.2%。