外務省、ブラジルの10エリアにスポット情報「十分注意してください」

外務省は、外務省海外安全ホームページ上で南米・ブラジルの10エリアで「十分注意してください」の注意情報を発出した。現地では所得格差による貧困、麻薬などを起因として、殺人・強盗などの凶悪犯罪が多発。世界的に見てもブラジルの犯罪発生率は非常に高く、邦人の被害も多発しているとしている。

注意すべきとした10の地域は以下のとおり。渡航・滞在を予定、既に滞在中の邦人は安全対策を強化し、必ず報道やインターネットなどから最新の現地治安情報を入手するなどで十分注意するように呼びかけている。詳細は、必ず外務省安全対策ホームページを参照。

  • ブラジリア連邦区:殺人、強盗等の凶悪犯罪の発生件数が増加、発生率ではブラジルの他の治安の悪い地域と同様に非常に高い数値となっている。
  • サンパウロ州大サンパウロ圏及びカンピーナス市:サンパウロ州保安局の統計では、犯罪発生件数は増加傾向にあり、特に殺人事件、車両強盗事件が高い水準で推移しいる。特に、サンパウロ市内では日本人の被害も多い。
  • リオデジャネイロ州大リオ圏:リオデジャネイロ州では、けん銃・自動小銃・機関銃・手りゅう弾等を使用した強盗、殺人等の凶悪犯罪が依然として頻発。
  • アマゾナス州大マナウス圏:マナウス市内の治安状況に注意が必要。アマゾナス州公安局の犯罪統計によれば、2014年上半期の犯罪認知件数は前年同期に比べ、13.3%(5275件)増加しており、特に殺人事件が15%増加、強盗が34%増加している。
  • パラー州大ベレン圏:各地で路上強盗、車両減速、停車時を狙った強盗、短時間誘拐、バス車内での強盗、警察の追跡から逃れる強盗犯による発砲、人質立てこもり事件、キャッシュカード等のスキミング被害、銀行で現金を引き出した者を狙った強盗(SAIDINHA)が多発。
  • ペルナンブコ州大レシフェ圏:人通りの多い市内でも、けん銃を使用した強盗事件が昼夜問わず発生。
  • バイア州大サルバドル圏:2013年の統計では殺人事件が2155件発生。けん銃等を使用した強盗や窃盗事件が多発しており、邦人旅行者が金品やパスポート等を盗まれる被害が発生しいる。
  • エスピリトサント州大ビトリア圏:けん銃等を使用した殺人事件が多発。夏季には観光客をターゲットとした路上強盗や窃盗事件が増加。
  • パラナ州大クリチバ圏:市の殺人件数は、2000年と2010年の対比で2.1倍と近年激増。けん銃を使用した強盗犯罪も増加傾向にあり、日中の時間帯に邦人が被害に遭う事件が複数発生している。
  • リオグランデドスル州ポルトアレグレ市:ポルトアレグレ市では、車上荒らしや車両の盗難が多発。けん銃等を利用した強盗事件も発生。

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