70代以上の約4割が「自分はまだ老人ではない」、敬老の日を「祝われるのは複雑」が3割 -ゆこゆこ調査

宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」は、50代以上のメールマガジン会員1695人を対象に「敬老の日」に関する調査結果を発表した。結果によると、70代以上の約4割が「自分はまだ老人ではない」と認識し、70代の約4割が「80歳以上」を老人と考えているという意識が明らかになった。また、「敬老の日」に関してはシニアの約3割が「祝われるのは複雑」と回答している。

「あなたは何歳から老人だと思いますか?」の質問では、全体では「70歳」という回答が61.0%と最多。男女別には、女性の方が「老人」をより上の年齢を指す呼び方と捉えている。年代別でみると、70代以上のうち40%近くが「80歳」以上を老人だと思うと回答しており、70歳を超えても「自分はまだ老人ではない」と考える人が多い傾向だ。

ゆこゆこ、プレスリリースより

「敬老の日」に「おめでとう」と言われることに対しては「複雑な気持ちになる」が全体で27%で最多。「悲しい」「つらい」「自分にいわれたとは思えない」などの否定的な回答を合わせると50%を超し、「うれしい」「ありがたい」などのポジティブな回答は10%にも満たない結果となった。

ゆこゆこ、プレスリリースより
年齢を重ねた人の呼び方で、呼ばれてもいい呼称については、全体では「シニア」が67.7%と最多。男女別にみると、「おじいさん・おばあさん」が男性24.2%、女性14.0%と差が出た。ゆこゆこ、プレスリリースより

こうした結果から、ゆこゆこは、シニア層を「一律に老人扱いしていいことはなにもない」としてシニア世代は変化や「老人」の意味や名称、アプローチも変化するべきとしている。

この調査は、2014年7月12日〜7月15日に同社メールマガジン会員の50代以上の男女を対象にインターネット調査をオオなったもの。男性が1332名(50代387名、60代659名、70代以上286名)、女性363名(50代195名、60代147名、70代以上21名)に質問し、1695件の回答を得た。

(トラベルボイス編集部)

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