東南アジア諸国で航空券・ホテルをオンラインで購入したい人が急増、シンガポール人は約7割 -ニールセン調査

ニールセンの「eコマース(電子商取引)に関するグローバル調査」によると、東南アジアでオンラインショッピングをする消費者が大幅に増加している。特に旅行サービスはイベントチケットとともに最も広く購入されており、シンガポール人は航空券購入(70%)、ホテル・ツアー予約(69%)でオンライン購入意向が世界1位。マレーシア人が航空券購入(67%)、ツアー・ホテル予約(62%)で2位と続く。

このほか、インドネシア、フィリピン、ベトナムで航空券予約が5割以上、ツアー・ホテル予約は4割以上の意向を集めた。日本は航空券購入が20%、ツアー・ホテル予約が26%で、東南アジアの国々の意向を大きく下回った。

ニールセン・カンパニーの報道発表グラフ

オンラインショッピングで頻繁に使うデバイスは、パソコンが最多。航空券とツアー・ホテル予約の購入意向が高かったシンガポールとマレーシアを始め、フィリピン、ベトナムで7割を超えた。一方、インドネシアは携帯電話が61%で最多。フィリピンも携帯電話で62%となるなどシンガポール、マレーシア以外の東南アジアではパソコンと並行して携帯電話での利用も多い。

日本はパソコンが87%で世界平均80%より高い一方、携帯電話は21%、タブレットは15%と、世界平均(携帯電話44%、タブレット31%)を下回った。

調査は2014年2月17日~3月7日まで、世界60か国・地域の3万人以上の消費者を対象にインターネットで実施した。

(トラベルボイス編集部)

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