全日空(NH)は、2014年10月26日からブラジルのTAM航空とのコードシェアを拡大し、欧州/南米線で2路線、ブラジルの国内線で5都市を加える。現在、政府認可申請中で、既存のユナイテッド航空(UA)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とのコードシェアも継続。南米へのコードシェア便は10路線となる。
TAM航空とは、これまでのロンドン経由に、10月26日からパリ経由、フランクフルト経由での2路線を追加。特にパリ空港のターミナルは同じ第1ターミナル内でのスムーズな乗り換えができるようになる。また、サンパウロ以遠の乗継便(ブラジル国内線)も従来の1都市から6都市に拡大する。
2016年のオリンピック開催国であるブラジルは、それに向けた観光振興に力を入れているほか、日本からも多くの企業が各地に進出していることなど、今後重要なデスティネーションとなることから、路線網拡充で顧客利便性を高めたい狙いだ。