コーヒー通販を行うブルックスは、PCやスマートフォンなどでの電子決済サービスを提供するペイパル(日本Pay Pal およびシンガポール本社Pay Pal Pte)と共同で、ひとつの決済アカウントだけで原宿のコンセプトショップ「BROOK'S CAFÉ」とオンラインショップの両方で支払いを可能とする環境を整備した。これは、ペイパルを用いて実店舗とオンラインショップをオムニチャネル化した日本初の取り組み。同時にブルックスでは、海外在住者や外国人観光客に向けた対応も積極的に強化している。
コンセプトショップ「BROOK'S CAFÉ 原宿店」は本年6月に期間限定でオープン。その後新メニューを追加しながら営業を継続し、この10月22日にグローバルオープンを迎えた。店内ではタブレット端末を使ったクレジット決済サービス「PayPal Here」を導入しているほか、無料Wi-Fiの提供やスタッフが「対応言語バッジ」を付けるなど、国内顧客だけでなく外国人観光客対応サービスにきめ細かく注力している点が特徴的。
オンラインショップもすでに多言語化対応は完了。英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語で利用可能となっている。今回のサービス展開により、顧客は実店舗来店時に顔パス感覚で「ペイパルチェックイン支払い」でコーヒーを注文し、同じペイパルアカウントを利用して簡単にネットからコーヒー豆などを購入できるようになる。オンラインとオフラインをシームレスにつなげ、さらに多言語対応を強化することにで、同社は今回の新サービス展開を海外観光客も視野に置いた顧客獲得の拠点づくりと位置付けている。
なお、グローバルオープンに合わせて両社では「BROOK’S × ペイパルキャンペーン」を企画。「ペイパルで顔パス半額キャンペーン(2014年10月22日~2014年10月28日)」や「BROOK’S オンラインショップ PayPal キャンペーン(2014年10月22日~2015年1月31日)」など、新サービスを体験できるキャンペーン企画も提供中だ。
(トラベルボイス編集部)