文化庁では「東アジア文化都市」の国内候補都市として、2015年は新潟市、2016年は奈良市、2017年は京都市に決定したことを発表した。「東アジア文化都市」とは、日本・中国・韓国の3カ国にて文化芸術を通じた発展を目指す都市を毎年選定する取り組み。日中韓文化大臣会合での合意に基づき、東アジア地域の相互理解や連携を深めて多様な文化の国際発信力を強化、また各都市の文化的特徴を活かした産業・観光の振興につなげることなどを目的としている。
2014年の指定都市は、日本は横浜市、中国は泉州市、韓国は光州広域市。開催期間は各年1月~12月までの1年間で、指定都市では文化芸術に関するイベント開催や日中韓3都市を中心とした交流事業、文化芸術関連事業などを企画・実施することになっている。
2015年分の指定都市は、年内に日本で開催される第6回日中韓文化大臣会合で正式発表となる予定。