博物館・美術館向けの多言語アプリ、来場者動向調査や展示物情報プッシュ配信など、大人/子ども用も

ICTシステム開発などを行なうシフトは、近距離無線通信技術のiBaecon(アイビーコン)を活用した博物館・美術館向けの情報配信サービスアプリ「館ナビ」を発売した。

来場者が対象施設や館内の展示物などに近づくと、自身のスマートフォンやタブレットにダウンロードしたアプリ「館ナビ」に展示物などの情報を自動配信し、表示するもの。多言語対応可能で、英語や中国語、韓国語のほか、要望に応じて他言語にも対応する。大人用や子供用の表示の切り替えや、イヤホンを使って温泉ガイダンスとしても使用も可能。情報更新も専用の管理画面で対応でき、さらに、展示物に訪れた人の滞在時間やページビューなどから、館内の動向調査や効果検証にも利用できるのがポイントだ。

iBeaconは自動通信範囲が5センチから50メートルまでと近距離で設定が可能なことから、対象物の間隔が近距離になる博物館や美術館などでの活用がしやすい。また、WiFiではなくBluetoothを使った無線通信が可能であることや、ビーコン端末も安価に設定できるなど簡易に導入しやすいのがポイント。館ナビの場合初期費用は無料で、付属ビーコンが15個・言語は日本語のみの場合、月額は3万円から。

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