日本旅行業協会(JATA)とハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)は2014年10月20日、ハワイで「日本ハワイ観光協議会」を開催した。2016年に日本から200万人の送客達成の目標に向け2012年にMOUを締結しており、これに向けた需要喚起や課題解決など諸活動を推進するのが目的。
今回の協議会では日本側からJATAの2名を含む15名、ハワイ側からHTA5名とハワイ州観光局(HTJ)4名を含む49名が参加。双方の観光市場の現況と動向を確認した後、合同分科会として「ロマンスマーケットの拡大」「大型イベントの拡大」「現地サービスの向上」について協議された。
ロマンスマーケットの拡大については、ハワイの海外挙式市場における圧倒的強さを活かすことを確認。夫婦が感謝を伝えあいもう一度愛を誓うセレモニー「バウリニューアル」の取り込みに向けた方法論を議論した。
大型イベントの拡大では今年9月、150万人のファン層のあるアイドルグループ「嵐」のコンサートをハワイで開催。すでに大きな仕掛けを成功させる戦略があることから、今後は各事業者との連携がカギになると確認した。
また、現地サービスの向上については、定評のあるハワイらしいサービス「アロハスピリット」を提供するスタッフの養成ができていないとの指摘があった。このため、具体的な解決方法を検討することが決定した。