NTTレゾナントは10月1日、ポータルサイト「goo」の富士山デザイン版を通じて得た収益の一部(10万円)を寄付金として、富士山の保護・保全活動団体であるNPO法人富士山クラブへ贈呈した。2013年8月から2014年9月までの間にこのサイトを使って寄付に参加した人数は35万人。PCやスマホアプリを通じて多くの人が無料で富士山保全に貢献したことになる。
この寄付の仕組みは、2007年に開設されたサイト「緑のgoo」で採用されているもの。利用者がサイトでコンテンツを利用したり検索を行ったりすることで主催者が得る収益を、自動的に寄付金に充てることができるように開発した独自システムだ。利用者には特別な手続きや費用は発生しない。
また、gooでは富士山の環境保全活動の一環として「ソーシャルゴミ拾い」活動にも参加。スマホアプリ「ピリカ(PIRIKA)」を使って富士山周辺のゴミを拾った写真を投稿することで、2016年2月1日まで「富士山のゴミを377,600個拾おう」キャンペーンも行っている。
昨年6月に世界文化遺産に登録されて以来、富士山は世界中から注目を浴びている。しかし一方では不法投棄によるゴミ問題などが課題として扱われてきた。同社では、インターネットの特徴を活かすことで誰でも・どこでも・いつでも・何の負担もなく富士山の環境保全アクションに参加できるプラットフォームを提供することを、社会貢献活動の一環と位置付けている。