日本航空(JL)の2014年10月の国際線輸送実績は、旅客数が前年同月比1.6%減の65万2400人、有効座席キロ(ASK)が同3.0%増となったものの、有償旅客キロ(RPK)が同0.9%減となり、利用率は75.7%で前月の77.6%を下回った。
旅客数が前年を上回った方面は、太平洋線(同3.6%増)、グアム線(同1.9%増)、中国線(同3.2%増)。韓国線は同2.8%減と引き続き前年割れが続いているが、減少幅は大幅に縮小した。このほか、欧州線は同8.8%減と苦戦。バンコク線を含む東南アジアはASKが同10.3%増となったものの、旅客数は同4.7%減と前年割れ。オセアニア線も供給量を増やしたものの、旅客数は同4.4%減となった。
国内線の旅客数は同0.3%減の280万71980万人。有効座席キロ(ASK)が同4.7%減だったが、有償旅客キロ(RPK)は同0.8%減にとどまったことから、利用率は71.6%となり、前月に続き70%を超えた。