JTBグループ、訪日旅行事業で「食」関連を強化、取扱額は大手旅行50社の46%に

JTBによると、観光庁の「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」において、2014年度上期の全社の訪日旅行取扱額のうち、JTBグループが46%を占めた。主要旅行業者とは、観光庁が選択した大手旅行50社。その中で、JTBのインバウンド専門会社、JTBグローバルマーケティング&トラベルは39%でトップとなっている。

参考記事(図解グラフ)>>>

訪日外客数の大幅な増加にあわせ、JTBグローバルマーケティング&トラベルの取扱人数も増加しており、1月~10月の累計では訪日客向けのパッケージツアー「サンライズツアー」と、リピーターを意識した体験型商品「エクスペリエンスジャパン」の2ブランドあわせて41.5%増となった。また、FIT向けのツアー・宿泊サイト「ジャパニカン」は11月時点の販売額ベースで130%増と好調だ。

特に注目が高いのが食に関するツアーや情報で、例えばサンライズツアーの「寿司作り体験と築地場外市場見学」ツアーは62.7%増(10月累計)で推移。JTBでは訪日客の期待の高い食関連の取組みを強化しており、エクスペリエンスジャパンでは今年、食事関連の商品数を5倍に増加したほか、ジャパニカンでは宿泊プランで「カニ」「和牛」「日本酒」付プランを設定。サイト内に食事関連商品を紹介するグルメページも開設した。このほか、マンガで日本を紹介するスマホアプリ「Ms.Green」でも、ストーリーの中で日本の地域のグルメを紹介していく。


【JTB 「エクスペリエンスジャパン」食事関連商品の人気ランキング】

JTBプレスリリースより

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