日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を韓国、中国、台湾、香港4カ国の比較でみると、2014年10月は韓国が前年比57.7%増の24万9600人、中国が同84.0%増の22万3300人、台湾が同21.9%増の26万300人、香港が同23.8%増の7万7300人となり、直近4カ月にわたり4カ国すべてが前年比を上回る結果となった。1月からの累計では、台湾が前年比26.4%増の238万1200人となり過去最高を記録した。
10月単月でもこの4カ国すべてが過去最高を記録。JNTOでは、継続的な円安基調を背景に、温泉や紅葉、野外レジャーといった訪日観光の魅力を伝えるPRが功を奏したうえ、韓国では釜山・大阪間フェリーによる修学旅行が5か月ぶりに再開したことで数字を押し上げ、中国では10月1日から開始された新免税制度により国慶節の休暇終了後も継続した伸びにつながったとしている。
直近12カ月の推移は以下のとおり。
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