クルーズ船で日本を訪れた外国人数、2014年は2倍超の41万6000人に、寄港回数ともに過去最高 ―国交省

国土交通省は、このほど2014年中に日本にクルーズ船で入国した外国人旅客数が前年比2.4 倍の約 41.6 万人(概数)の過去最高の人数となったことを発表した。また、外国船社の日本の港湾への寄港回数も654回で、過去最高。外国船社と日本船社の寄港回数を合算すると、これも過去最高の合計1203 回となった。

国交省は、今回の過去最高となった外国人旅客数の要因について、外国船社の寄港回数が中国からのクルーズ船の寄港増加や外国船社が運航する日本発着クルーズ船の増加を指摘。クルーズ船が寄港地を中心に一度に多くの観光客を運ぶことから、買い物をはじめとした消費者需要が地域で喚起されることから、「地方創生に資するためにも、引き続きクルーズ振興に取り組んでまいります。」としている。

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外国船社の寄港回数は、第1位が博多港で99 回(前年 19 回)。第2位は長崎港の70回(前年35 回)、第3位は沖縄・石垣港の69回(前年 59 回)となった。4位以下、2009年からの順位は以下のとおり。

国交省発表資料より

外国船社と日本船社の寄港回数の合算で、第1位は横浜港 で146 回(前年 152 回)。第2位は博多港の 115 回(前 年 38 回)、第3位は神戸港 で99 回(前年 101 回)だった。

国交省発表資料より

今回の発表は、 法務省入国管理局の集計による外国人入国者数の速報値での概数(乗員を除く)。 調査では、船内で1泊以上するクルーズ船の寄港回数を対象とし、日帰りクルーズは対象外 。寄港回数には沖に停泊して乗客が通船で上陸した場合も含む。

(トラベルボイス編集部)

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