外務省は2015年2月16日付で、中国の雲南省および中国全土に春節期間中の治安情勢に関する注意喚起を行なった。一部香港紙によると2015年2月18日~24日の春節期間中、雲南省昆明市でテロ事件を起こす計画をするグループがあると、ネット上で情報が流れた。これを受けて在中国米国大使館は2015年2月13日に在留米国民に警戒を呼び掛けている。
これにあわせ外務省でも、春節期間中は既成や観光で公共交通機関が大混雑となるほか、中国各公館の休館となることを踏まえ、昆明に関わらず中国への渡航・滞在者に対し、各種最新情報を入手するなど自ら安全確保に努めるよう、注意を促した。
また、新疆ウイグル自治区やチベット自治区には渡航情報が出されているが、他の地域でも各種事件や事故が起きているとし、一般的な防犯対策とともに不振な状況を察知したら速やかにその場を離れ、デモなどの騒ぎに近づかないよう呼びかけている。このほか、万が一に備え、家族に所属先や行動予定を知らせたり、緊急時の連絡手段を確保するように促している。
外務省・海外安全ホームページ 中国:雲南省及び中国全土の春節期間中におけるテロ等治安情勢に関する注意喚起