楽天トラベルは、予約実績に基づいた2015年春の旅行先・人気ランキングを発表した。それによると、昨年と比較して人気上昇率がもっとも高いのは石川県(前年比53.6%増)、2位は和歌山県(48.4%増)、3位は大阪府(46.8%)だった。
人気上昇率トップ10およびエリアマップは以下のとおり。
▼2015年春の旅行先人気急上昇ランキング(カッコ内は前年同期比)
- 石川県(+53.6%)
- 和歌山県(+48.4%)
- 大阪府(+46.8%)
- 滋賀県(+44.5%)
- 佐賀県(+40.7%)
- 群馬県(+36.1%)
- 大分県(+35.5%)
- 富山県(+35.4%)
- 山口県(+35.0%)
- 青森県(+34.8%)
楽天トラベルによると、首位となった石川県では金沢市内や周辺地域が76.6%増の大幅な伸びを示しただけでなく、能登や輪島、珠洲(すず)地域の予約状況も51.6%増と好調。理由としては、北陸新幹線開業により移動の利便性が高まったうえ、お花見季節に合わせたイベントや県内の宿泊施設による積極的な取り組みが地域の魅力訴求につながり、県内外からの誘客に結びついたと分析する。
2位となった和歌山県では開創1200年を迎える高野山をはじめ、南紀白浜の人気テーマパーク「アドベンチャーワールド」エリアを中心に予約数を伸ばした。3位大阪府でもテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」周辺に人気が集まったほか、心斎橋やなんば、天王寺や南部エリアなど交通アクセスがよい地域、さらに大阪城の夜桜イルミネーションなども関心を集めたとしている。
この調査は、楽天トラベルにおける2015年3月4日時点の国内旅行(国内宿泊、ANA楽パック、JAL楽パック)を対象に2名以上の予約人泊実績をもとに前年同期比を算出したもの。