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楽天と三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同調査「2015年シニア層の国内宿泊旅行に関する意識調査」で、回答者の68.3%が北陸新幹線を利用する旅行に「とても行きたい」(16.8%)、「まあ行きたい」(51.5%)と回答した。地域別では首都圏が合計83.5%と圧倒的に高く、「とても行きたい」に限っても28.2%と約3割。関西圏でも66.5%、東海圏で54.58%と、半数以上が北陸新幹線を利用する旅行への意向を示した。
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また、国内宿泊旅行の手配方法については楽天トラベルやじゃらんなどの「宿泊予約サイト」が49.6%で最多。「旅行会社の旅行商品をネットで購入」(33.8%)、「宿泊先の予約サイトで手配」(33.2%)が続き、シニアでもネット購入が浸透したことが判明した。旅行会社の旅行商品や、鉄道など交通の手配など、旅行会社の店頭経由は2割以下となっている。
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旅行情報入手先も、「旅行情報ポータルサイト(楽天トラベル、じゃらんなど)」が33.2%、「ウェブサイト(観光協会など地域のサイト)」が32.6%で、ネット上からの情報収集が3位以下を引き離した。次いで、「テレビの旅番組・情報番組」(27.6%)、「友人・知人・家族などのクチコミ」(23.8%)。また、旅行のきっかけとなる情報では「テレビの旅番組・情報番組」(46.9%)が圧倒的で、「友人・知人・家族などのクチコミ」(36.6%)が続いた。
SNSの利用者は、FacebookやTwitterを含め28.3%で、Facebookが23.7%と最も多かった。ただし、旅行情報の入手先や旅行のきっかけとなる情報では、「SNS」や「旅行ブログ」の割合は1ケタ台前半でまだ小さく、ソーシャルメディアの活用は進んでいないようだ。スマートフォンの所有状況は18.4%となり、メールやLINE、インターネットなどで活用する人は12.9%だった。
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調査対象は楽天リサーチに登録している首都圏、東海圏、関西圏在住の60~79歳男女で、過去1年間に宿泊旅行を経験した人。調査実施期間は2015年2月5日~2月7日、回収サンプル数は1800。