京都市、コンベンション誘致の助成金を1000万円上限に引き上げ、MICE「鏡開き」費用や同窓会も対象に

京都市は京都文化交流コンベンションビューローと共同で、MICE誘致強化事業として新しい助成金制度を創設した。京都市では2010年に全国の自治体で初めて、MICEに特化した「京都市MICE戦略」を策定したのを皮切りに、2014年10月には「京都市MICE戦略2020」を策定し、MICE誘致を強化しているところ。2015年度の京都市の同事業予算として、3350万円を用意している。

今年度は、今後の増加が期待できる企業ミーティングやインセンティブツアーに注目し、50名以上からの小中規模のMICE開催も助成金の対象とするほか、大規模コンベンションに対する開催支援助成金の上限額を現行の300万円から1000万円に大幅に拡大。国際会議のみならず国内学会や京都での大規模な同窓会も対象とする。

さらに、京都ならではのMICE開催の支援も拡充。例えば「京都市清酒の普及の促進に関する条例」の趣旨にあわせて、MICEでの「鏡開き」の経費を助成対象に加えるなど、伝統産業製品の購入支援も充実させた。

助成金の申請は、京都文化交流コンベンションビューローのMICE課で受け付けている。

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