韓国旅行業協会が訪日旅行の大型視察、約380名が東北2ルートを訪問 -日韓国交正常化50周年で

日本政府観光局(JNTO)によると、韓国旅行業協会(KATA)が「韓日修好50周布年記念日本訪問団」を結成し、東北地域へ約380名の大型視察を実施する。今年2月に全国旅行業協会(ANTA)が1400名の訪問団でソウルを訪れた際に、KATA会長のヤン・ムスン氏が意向表明し、それが実現したもの。

訪日韓国人旅行者数は2014年に前年比12.2%増の275.5万人と過去最高を記録し、2015年に入ってからも過去最高ペースが持続している。しかし、デスティネーションは九州を筆頭に関西以西が多く、東北への訪問率は全体の1%と少ない。今回の視察をきっかけに、東北への訪問者数が増加することを期待している。

視察日程は2泊3日。訪問団は2手に分かれ、4月23日出発グループは秋田県と岩手県を周遊、4月24日出発のグループは宮城県と山形県を訪れる。JNTOでは東北運輸局や地元の自治体と連携し、歓迎式典などを開催。JNTO理事の歓迎スピーチや地酒の提供、パフォーマンス上演などを行なう。今後も韓国との観光交流の拡大に向けた事業を推進していく計画だ。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…