国土交通省が発表した「2014年の我が国のクルーズ等の動向について」によると、2014年の日本の港湾へのクルーズ船の寄港回数は、前年比103回増の1204回となり、過去最高を記録した。そのうち外国船社による寄港が653回でシェア54.2%に大幅増。港湾別では、1位は横浜港の146回(前年1位)。2位は博多港の115回(前年7位)、3位は神戸港の100回(昨年2位)となっている。
国内港湾へのクルーズ船の寄港回数の遷移は以下のとおり。
寄港回数の多い港湾をみると、 1位は横浜港(146回)、次いで博多港(115回)、神戸港(100回)、那覇港(80回)、長崎港(75回)の順。2009年以降のクルーズ船の寄港回数ランキンングは以下のとおり。
なお、外国船社運航の寄港回数も前年比280回増の653回で過去最高。要因として、中国からの寄港数増加や外国船社が運航する日本発着クルーズ船の増加が大きく寄与したことがあげられる。港湾別では1位が博多港の99回(前年19回)、続いて2位は長崎港の70回(前年35回)、3位石垣港の69回(前年59回)となった。
また、日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数は、前年比77回減の551回。港湾別では、1位が横浜港の98回(前年120回)、2位が神戸港の68回(前年83回)、3位が名古屋港の27回(前年32回)。横浜港と神戸港は2005年以来10年継続してトップ2を維持している。
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