2015年予測、世界の海外旅行者数は5%増、昨年の旅行業取扱いトップはエクスペディア - ユーロモニター

世界210カ国・28産業を対象に市場分析を行うユーロモニター・インターナショナルは、このほど旅行・観光業界に関する国際調査の結果を発表した。それによると、2014年の取扱高世界一となった旅行会社は3年連続でエクスペディア(取扱額504億ドル)、2位はプライスラインだった。

政治的な緊張や紛争などにより、2014年の世界の旅行・観光業界は落ち込みを見せたが、2015年は回復を予想。同社では各国から国外への旅行者数は、2015年は前年比5%増と予測。特に中国から国外への旅行者数は1割増が見込まれるとする。

一方で、2014年に旅行・観光産業が最も低調だった国のひとつとなったロシアでは、前年比15%減少。2015年も前年比2%減となる見通し。ロシアの近隣であるフィンランドのほか、タイ・スペイン・トルコなどがロシアからの旅行者減の影響を受ける恐れがあるとの分析を示した。

なお、モバイル端末を介した旅行商品売上が多い国は、トップがアメリカ、続いてイギリス、日本と続いたとしている。

この調査は、モバイル端末の利用度や旅行商品のラインナップ、旅行者の流れ(Tourism Flow)などを国別にデータベース化することで行われるもの。国別・項目別の詳細一覧は以下で参照できる。


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