ANA(全日空/NH)が発表した2015年4月の旅客輸送実績によると、国際線の旅客数は前年比15.4%増の63万5553人で2ケタ成長を遂げた。有効座席キロ(ASK)は1.7%増に留めたが、有償旅客キロ(RPK)は11.3%増を達成。利用率は71.6%となった。旅客数は全方面でプラスで、特にヨーロッパは10.1%増の5万7815人、アジア方面は18.7%増の45万3251人となった。利用率はアジアでは76.5%になった。
一方、国内線は1.5%減の274万5663人と減少。ASKを5.0%減と供給を絞りつつも、RPKは0.2%減で前年並みを維持した。利用率は58.4%だった。