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日本百貨店協会によると、2015年4月の全国百貨店売上高(速報)のうち、訪日外国人の売上高は前年比121.4%増となった。4月は中国のお盆に相当する清明節や花見ツアーの増加の効果により、客数は前年比106.6%増で初の20万人超えを記録した。
日本人の消費を含む全体の売上額総額は、前年比13.7%増の4722億円余で、2か月ぶりにプラスに転じた。前年4月が消費税増税直後の買い控えの影響で12.0%減となったことから、大きく売り上げが伸びた状況。主要品目では、ラグジュアリーブランドを含む「身の回り品」や「雑貨」「家庭用品」が大幅増を記録したことに加え、「衣料品」も2桁増、相対的には反動の影響が少ない「食料品」も2.9%増を記録。主要品目すべてで前年比プラスとなっている。
全国および地区別の百貨店売上高は以下のとおり。
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