トリップアドバイザーが中国サイトでブランド刷新、新アプリはWeChatを搭載

トリップアドバイザーは、2015年5月27日に同社の中国サイトでブランドを刷新した。新しいグローバルブランドは「マオトゥイン(猫途鹰)」。同時に、中国語版のモバイルアプリも新バージョンをリリースし、中国語ユーザーをターゲットとしたブランド戦略を加速する。また、増加する中国からの訪日旅行者への日本における戦略とも密接に関係していくとことを想定していることを明らかにした。

トリップアドバイザーによると、2015 年 1 月から 4 月の世界各国の中国語ユーザーからのセッション数は 6 千万回超。中国語の口コミ数も、前年同時期の 5 倍を記録しているという。同社 CEO のステファン・カウファー氏は「中国本土からの海外旅行者数は 2020 年までに 2 億 3 千万人と現在の 2 倍にも増えることが予想されますが、加えて、我々は本土以外に住む約 5 千万人の華人の存在も見逃すことができません。」との考え。同社は、新ブランドと新たなサービスで、世界の中華系の人々にアプローチしていく方針だ。

新らたな中国語の名称「マオ トゥ イン(猫途鹰)」は、「フクロウ」と「旅」をかけあわせたもの。本来、簡体字の「フクロウ」は『猫头鹰』(マオトゥイン)という綴りだが、『头』の読み方が「旅行」を示す『途』と似ていることから、既存のロゴである「フクロウ」と「旅行」をかけて『猫途鹰』とした。

また、中国語の新しいアプリでは Apple Watchや iPad でも利用が可能。中国語版だけの機能として、ユーザー数が4億人を超えるという中国のSNS「WeChat」の融合や中国語トラベルガイドが利用できるようにした。すでに、アプリは 7 千万ダウンロードを記録しているという。

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