1年以内にシティホテル、またはビジネスホテルに宿泊した全国のビジネスパーソンを対象にした調査で、「ホテルの予約が取りづらくなっている」と感じた回答者は全体の37.5%にのぼった(「非常にそう思う」「ややそう思う」合計)。“出張族”に限ると42.5%に拡大する。
一方、「ホテルの予約が全く取れなかったことがある」経験者は44.2%、出張族では48.0%と約半数になった。ホテル予約の取りにくさについては、8割弱が「東京五輪開催まで続く」と考えている。
ホテルが取れなかった場合の行動としては「料金が高くても空いている部屋を探す」が52.6%で最多。次いで「カプセルホテルに泊まる」(34.0%)、「宿泊可能なサウナや健康ランドに泊る」(30.3%)、「インターネットカフェで過ごす」(26.7%)と続く。特に女性は「料金が高くても部屋を探す」割合が57.8%で男性の47.3%より高いが、「インターネットカフェで過ごす」(24.9%)と4人に1人が利用している実態が判明した。
また、「観光立国を推進するなら、ホテル建設にも注力してほしい」の同意率は65.4%(「非常にそう思う」「ややそう思う」合計)。また、「空き家を利用した宿泊施設を増やすべきだと思う」にも51.7%が同意した。
調査は、建設業界に特化した技術系人材派遣・照会サービスを行なうエヌ・アンド・シーが実施したもの。実施期間は2015年5月12日~13日で、有効サンプル数は2000名。