新生銀行が実施した「2015 年サラリーマンのお小遣い調査」で、男性会社員の平均お小遣い額は前年比1930円マイナスの3万7642円で、1982年に続く過去2番目に低い数字となった。女性会社員の平均お小遣い額は2244円マイナスの3万4468円となっている。
今回の調査は、20代から50代までの有識者男女2300名を対象に実施したもの。
1979年より例年おこなっている調査で、男性サラリーマンの平均小遣いの過去最低額は1982年の3万4100円。年代別では、20代・30代は前年比とほぼ同等レベルを維持しているが、40代・50代の男性は減額幅が大きく4000円以上マイナスとなっている。
サラリーマンの平均小遣い額の推移は以下のとおり。
性別・年代別の平均小遣い額は以下のとおり。
一方で、男性会社員の「1日平均昼食代」は前年比60円プラスの601円。「1回の飲み代」は4954円で、「自宅での飲み代」よりも2000円以上多いことが分かった。
なお、消費税が5%から8%になった負担感では、男性会社員の回答のうち「大変負担を感じている」および「少し負担を感じている」を合わせると78.2%、女性会社員は84.9%となっており、いずれも前年よりも負担感が上昇。同社では、物価の上昇による家計やお小遣いなどへの負担が、消費税に対する負担感にも影響したと分析している。