大韓航空(KE)は、日本からの韓国旅行の需要回復に向け、各種取り組みを開始する。まずは中東呼吸器症候群(MERS)発症後で初の大規模FAMツアーを、韓国観光公社(KTO)やソウル市、仁川空港公社、ロッテホテルなどとの協力で実施。日本の旅行会社役員や関連機関、報道機関などを対象にした約210名を、2015年7月20日発と8月4日発の2グループに分けて案内し、現在の韓国の様子を確認してもらう。
また、一般消費者向けには大韓航空のホームページ上で実施するキャンペーンや、特別運賃でのモニターツアーを企画。キャンペーンでは7月31日まで、ホームページ上で韓国行きの航空券を購入した人を対象に、抽選で韓国行きの航空券やロッテホテルの宿泊券を提供する。
さらに、ソウル/青森線の就航20周年を記念したレセプションをソウルで開催。青森県との共催で、青森県知事をはじめ、県の代表者が訪韓する。
なお、韓国旅行の需要回復に向けては、大韓航空以外の機関でも様々な活動を行なっている。例えば、7月末までは景福宮、昌徳宮などソウルの主な観光地の無料公開を実施。8月には「コリアグランドセール」も予定されている。