既存建物の改修・再生を手掛けるリビタは、国内の老朽化したオフィスビル等の遊休不動産をリノベーションして「シェア型複合ホテル」に再生、開業までを行うプロジェクトを開始した。第一弾として金沢市内のオフィスビル2棟を取得、用途変更を伴うリノベーションを行った後に2016年に開業予定としている。
同社が目指す「シェア型複合ホテル」とは、宿泊施設や飲食店、共有スペース、店舗などから構成されるもの。単に空間を共有するだけでなく、地域活性につながるような場所と価値の創造を事業テーマとしている。
今回着手したのは、金沢市の観光スポットに近い以下の2物件。今後は三大都市圏や京都、函館、岡山など全国展開を行い、年に2~3棟の事業化を目指していく考えだ。
(仮称)金沢橋場町シェア型複合ホテル
- 所在地:石川県金沢市橋場町116
- 構造:鉄筋コンクリート造陸屋根/地下1階地上4階建
- 建築年月:1966年(築49年)
- 延床面積:933.30平方メートル(282.32坪)
- 建築面積:231.00平方メートル(69.88坪)
- 用途予定:宿泊施設、付帯施設として飲食店、シェアスペース、店舗併設
- 開業予定:2016年春
(仮称)金沢上堤町シェア型複合ホテル
- 所在地:石川県金沢市上堤町2-40
- 構造:鉄筋コンクリート造/地上8階建
- 建築年月:1972年4月(築43年)
- 延床面積:2,835.00平方メートル(857.59坪)
- 建築面積:435.60平方メートル(131.77坪)
- 用途予定:宿泊施設、付帯施設として飲食店、シェアスペース、店舗併設
- 開業予定:2016年春から夏にかけて