エクスペディアが利用客からの評価をもとに取りまとめた「2015年世界ベストホテルランキング」で、日本から2ホテルがトップ10入りを果たした。日本のホテルがトップ10に入ったのは、2011年以来。2ホテルが同時にトップ10に選ばれるのは初めてのこと。
ランキングは、世界3万都市のホテルを対象にしており、トップ10に入った日本の施設は、5位がドーミーイン札幌ANNEX、9位に沖縄ホテルオリオンモトブリゾート&スパ。ドーミーイン札幌ANNEXは狸小路に建つ立地と、盛り放題の海鮮丼がつくれる北海道らしい朝食が好評。沖縄ホテルオリオンモトブリゾート&スパは、美ら海水族館に隣接し、温泉のある設備に加え、広い客室とベッド、バルコニーからの眺めの評価が高いという。
また、100位以内には8ホテルがランクインしており、そのうち7軒が地方都市の施設だった。
これについてエクスペディアでは、2014年の予約状況による「2014年海外旅行人気の都市ランキング」でも、訪日旅行者の多い韓国や香港を筆頭に大阪や沖縄、京都などの注目が高まっていることから、リピーターが第2、第3の年への旅行を楽しんでいる流れだと分析。今後も伸びていくと予想する。
なお、世界のベストホテルの1位は、バミューダ諸島の「ロイヤルパームズ」、2位はクロアチアの「セレンガ・アパートメンツ」、3位はコスタリカの「プミリオ・マウンテン&オーシャンホテル」。トップ10は欧州、北中米が多く、日本はアジア圏でも1位だった。