日本百貨店協会によると、2015年8月の全国百貨店売上高(速報)のうち、訪日外国人の売上高は前年比259.6%増の約172億円となった。これは、統計開始以来、単月で過去3番目の実績。夏季休暇を日本で過ごす家族客が多く、訪日外国人客数は293%増と前年の約3倍に増加したという。
日本人を含む全体の売上額総額は、前年比2.7%増の4362億円余で、5か月連続のプラスとなった。都市別では東京が6.1%増の1119億円、京都が5.9%増の183億円、大阪が5.3%増の569億円、神戸が4.7%増の119億円と、全国平均を上回る伸びとなった。
また、商品別では、美術・宝飾・貴金属が22.8%増、化粧品が21.2%増と2ケタ増となり、日本百貨店協会では株価の下落や経済の不透明要因による影響を感じさせない結果になったとみている。