楽天はこのほど、「楽天トラベル」における秋の国内旅行動向を発表した。それによると、予約数は前年と比較して約1.4倍(38.5%増)と好調な伸びを記録。傾向として、半年以上前から予約が約2倍(前年比96.9%増)となったほか、訪日外国人旅行者が1.9倍(前年比87.8%増)を示した点が特徴となった。
昨年と比較して伸び率が大きい都道府県は、1位が「和歌山県」(前年比133.4%)、2位「富山県」(同99.8増)、3位「石川県」(同97.8%増)となっている。
同社では和歌山県が人気急上昇となった理由として、開創1200年を迎えた高野山関連するイベントや、「ふるさと旅行券」による割引効果、さらに9月から10月にかけて行われる「紀の国わかやま国体」を契機にした宿泊ニーズが増加していると分析。特に和歌山市内エリアでは前年比約2.3倍(125.0%増)になったとしている。
前年比伸び率のランキング・トップ10は以下のとおり。
2015年、秋の旅行先伸び率ランキング トップ10
※順位:都道府県名(前年同期比)
- 第1位:和歌山県(133.4%増)
- 第2位:富山県(99.8%増)
- 第3位:石川県(97.8%増)
- 第4位:広島県(96.6%増)
- 第5位:宮城県(73.0%増)
- 第6位:福島県(70.5%増)
- 第7位:青森県(59.2%増)
- 第8位:滋賀県(58.2%増)
- 第9位:福井県(57.8%増)
- 第10位:高知県(56.0%増)
この調査は、2015年9月15日時点における2015年10月1日から11月30日までの宿泊予約を対象にしたもの。
内容は、国内宿泊(通常、デイユース)、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンドを含めた国内旅行が対象となっている。